2011年9月27日火曜日

本格カヌー作りに欠かせない


 製作途中の手作りカヌークラブの会員さんの艇を、勝手に進めていいよとのお墨付きをいただき製作中。本々の工法とは違うステッチ&グルー工法を使って進めて行く。それにしても船底6枚のマルチチャイン艇だけど、どうしても船底の形状が合わない。しょうがない、作ってしまえってんでベニヤ板を切り出した。

 船底部材の長さが4mと少々、1.8mのベニヤ板2枚半を長さ方向に継ぎ合わせて作るんだけど、今までは補強板を当てて接着していた。しかし本格カヌー作りでは「スカーフ継ぎ手」を使うらしい。部材の橋を斜めに削って接着剤で貼付けるやり方で、補強板無しできれいにできるけど加工が難しいと、思っていた。今回いいチャンスなので、挑戦してみることにした。


 板厚の8倍は斜めに削らなくてはならないらしいので、4㎜のベニアでは32㎜の継ぎ手を作ることになる。こつこつと削って行くしかないが、ある程度の時間が過ぎるときれいな面が出来てくる。楽しみが増えた気がした。

2011年9月4日日曜日

神戸どころではなかったな

 久しぶりのブログ更新です。この週末はトライアル全日本選手権中国大会、最初は出場の予定だったけど結局膝が治らず断念、役員のお呼びも掛からなかったのでそれではと神戸小旅行を思いつく。

 しかし台風がこちらに向かってきそう、と言うことでキャンセルするかどうか金曜日の午前中まで迷っていたらお客さんからクレームの電話。神戸旅行どころではなくなってあわてて兵庫県豊岡まで出かける。まずは状態をうかがって明日工事させてもらうことに決定、しかし台風は大丈夫か?

 鳥取で一晩泊まって9号線で作業班と合流、しかしすでに村岡からの国道432号は通行止めになっていて、大回りして豊岡までたどり着く。作業終了は午後3時、台風はまだ四国に上陸したばかりでこちらの雨も風もたいしたことない。お客さんには海沿いの国道178号線経由を薦められたが、こんな時こそ急がば回れ、で国道9号線を帰ることにした。

 ところが国道9号線にたどり着いたら途端に大型車が止められている。峠の通行止め、乗用車は迂回路があるというのでそちらに行ってみるとなんとそこにも通行止めの看板があった。すぐ横の川は荒れ狂っているし、側溝の水は溢れ出し、道と溝の境がわからなくなって来ていた。まずは道の駅まで引き返す。

 国道事務所に電話すると国道178号線なら途中まで行けて、そこから県道4号線で国道9号線に出られるはずとの回答、それをたよりに豊岡まで引き返す。国道178号線は無事途中まで、そこからの県道4号線の心細いこと、水と一緒に土砂が流れ出ているところや、川の水が道路半分まで上がって片側通行になってるところがあった。それでも無事に国道9号線に到着、そこからの西行きは前後に車が無いまま鳥取市までいった。あのルートを抜けた車は少なかったのだろうか?

 結局4時間の予定が6時間半程掛かって帰り着く。後でニュースになってたよと作業班の若いしが言ってた。抜けられてよかった。それにしてもこの台風の影響でJRの特急列車など何本も運休となった。結局神戸には行けなかったということ、と言うより行けなくてよかった、行ってはいけなかったということだと納得した。