2012年5月24日木曜日

M崎艇進水!

5月19日の土曜日に、M崎さんのアーキテック艇S6を進水させることになり、先週試運転したsk542改を持って出掛けました。T田さんが九千坊艇を持ってこられ、他に同じくS6艇を建造中のE角さん、2分割艇を建造中のS木さんが見学に来られました。当日はいい天気で風もなく、絶好の進水式日和でした。

 S6艇は3分割艇、メリットは保管が容易で移動も小さい車で出来ること。実際、M崎さんは軽乗用車に積んでこられました。デメリットは組み立て、分解に時間がかかることと、その継ぎ手部分の重量ですかね。強度を出さなければならないのでやっぱり厚くなり、それなりに重量も増しますね。そうなるとS木さんの2分割艇って楽しみですね。デメリットの継ぎ手部分が1ヶ所しか無いってのは魅力になるかもしれませんね。

シャンパンをかけるS6艇の手前に、sk542を置いて比較して見ました。だいぶS6艇のほうがボリュームがあるのがわかります。全長、全幅はあまり変わらないんですが、コクピット周辺がふくらましてあるようです。

 当然膝元、足下の方は余裕があるみたいですね。けっこう自由に動かせるんじゃないでしょうか?それに比べてsk542は平べったい感じで、当然膝元足下は窮屈ですね。

さて、シャンパンによる航海の安全祈願が終わった所で、製作者ご本人が乗っていよいよ進水です。最初はおそるおそる、それからはすいすい行ったようです。自分が作った艇を漕ぐのは本当に楽しいことですね。もちろんこの艇がM崎さんにとっての第1艇目ですから、もう顔も緩みっぱなしでした。私も第1艇の時にはずっとニタニタ笑って、口元がだらしない写真しか残っておりません。

もちろん試乗もさせてもらいました。sk542と比べると直進性が高く、Uターンしてくるのが大変でした。それから水の上に浮いてる感覚、sk542は水の中に座り込んでいる感覚なんですが、S6艇は水の上に浮いてる感じがしました。この違いはコクピット周りのボリュームにあるんでしょうか。それでも特にふらふらして漕ぎにくいわけではありませんでした。荷物をたっぷり積んでキャンプなんて時には喫水も上がり、いい感じになるんじゃないでしょうかね。写真の前をいく艇はsk542改にM崎さん乗艇です。

現在製作中のE角さん、S木さんの艇も早くできないかな~、それぞれ楽しみです。みんなでカヌーツーリングに行きたいものです。右の写真はS6完成させたM崎さん(黒シャツ)とS6建造中のE角さんです。E角さん興味津々ですね、早く完成させてくださいね。S木さんも「帰って作業します」って言っておられたから、完成が楽しみです。

 それからsk542改の改造、やっぱりスケグは必要なようで、可動式スケグを作り始めました。スケグは100均のまな板、収納ボックスは5.5mmの耐水ベニヤ、ピンは6φのステンレスです。後ろからゴム紐でテンションをかけておき、コクピットあたりまでロープを引いてきてコントロールする、予定です。綺麗に仕上げたデッキ、船底に穴をあけるのは忍びないですが、一度漕ぎ出した艇はすでに中古、遠慮なく改造しましょう!


 左の写真は製作者M崎さんとS6艇、遠くに大山が見えてますね。

 右の写真は今回利用させてもらった「本庄水辺の楽校(がっこう)」、水場があるので艇を洗ってからトランポに積めるのでとても嬉しいですね。

 水曜日のカヌー工房ではA立さんの妙義艇がスタートしました。どんなふうになって行くのか楽しみです。T田さんはチェサピーク社のミルクリークのような艇が作りたいとのこと。M本君は九千坊艇を完成させたらS6艇にかかる予定です。私は今年・・・って言ったら、「まだ作るの?」って言われました。そろそろ完成した艇の処分など考えないといけないかもしれませんね。なんにしても今年もカヌー工房は大忙しのようです。


2 件のコメント:

NANAぞ さんのコメント...

遂に進水ですか!
自分で作ったカヌーを初めて漕ぎ出す時の感動はまさにPricelessでしょうね

それにしても

一度漕ぎ出した艇はすでに中古、遠慮なく改造しましょう!

と言ってしまえるところがヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ

自分で作れる方ならではのコメントですね(笑)

森脇です。 さんのコメント...

自分で作った艇を漕ぎ出す時は、もう何とも言えませんね。特に1艇目ですからね、嬉しいことです。

で、とりあえず進水は完成ではなく一つの区切り、あとでいろいろ改造したり艤装を足したりするんですよ。それに砂浜からスタートする時に船底ずりずりしながら出発しますもんね、どんなに磨き上げてもそんなもんですから、次々と手をかけることになります。

ま、後で改造すればいいやとか、ダメだったら元に戻せばいいやとか、自作ならではの気楽さデス。