松江談談食フェスタに出かけた。この催しもだんだん定着してきたようで、人出も多くなってきているようだ。
特に有名旅館や料亭が作る創作弁当や創作鍋はあっという間に売り切れる。これが欲しい人は暖談ごちそう市場オープン時間に行ってこれだけ買って帰る様だ。後から行っても大丈夫なのは七福神大鍋、800食くらいあるはずで、しかし仕舞い頃にはこちらも売り切れる。
松江人ってこんなに食べるのが好きだったかなと思うほど、みんないろいろ食べている。今回買ったのはべべめし・になめしの貝の炊き込みご飯2種類、ネパールのカレー、それに写真の蒸し寿司。湯気の上がる蒸したての寿司はとても美味しそうだが、我が家は持ち帰りなので冷たいのをもらった。帰って暖めなおして食べたが、とても美味しかった。
先週の暖談ごちそう市場で玄丹そばを食べたので、今日のお昼はお店で食べることにして、どこで食べるか歩きながら考えた。
上田そばや、まだ行ったことのない十一軒、以前暖談ごちそう市場でお世話になった井津茂か、はたまた神代そば、八雲庵、岡本そば、きがる、一色庵という手もあるなと思っていたら奥さんが「ふなつがいいな」と言うのであっさり決定した。
中国山地蕎麦工房ふなつはちょうど昼時で5~6人待っていたが、すぐに空いて奥の席に座れた。注文したのは暖談食フェスタ限定「地主そば」、右の黒田せりのそば、真ん中の大根おろしと舞茸のてんぷらのはいった温かい蕎麦、それに左の辛い大根おろしのそばの三種で1000円。それぞれ小ぶりの椀ながらたっぷり楽しめた。温かい蕎麦は細くて色の薄い麺、冷たい蕎麦は太くて黒い麺だった。
天気が良くて宍道湖の夕日が見れそうということで夕日スポットにも行ってみた。久しぶりの天気にカメラと三脚の人がたくさんいて、それからコンパクトデジカメ、携帯のカメラの人もたくさんいて、みんなのカメラのファインダーに夕日が映ってた。
中には内緒で隣の夕日に見とれている彼女の横顔写真を撮っている人もいた。今日は雲がないので夕焼けの表情が乏しいかと思っていたら、きっちり出雲平野の地平線に沈んで見せて感動的だった。夕焼けの発色もよく、めったに見ることのできない夕焼けだったと思う。
観光に来てこんな夕日に当たった人はとても運がいい。私も今日は一日観光気分で松江を歩いて、最後にこんなきれいな夕日が見れて幸せな気分だ。