11月末の三連休に出掛けた旅、いよいよ三日目の後編、最終章がやってきました。
今回の旅行で二つの目的がまずありました。金沢21世紀美術館で「プール」と言う作品を見るのと、神戸市立博物館で開催中のマウリッツハイス美術館展でフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を見ることでした。
最後に残ったマウリッツハイス美術館展、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を目指していざ、快速電車に乗り込みます。もちろん、海側、進行右側の座席を確保します。天気のいい瀬戸内海、明石海峡大橋も見えてきました。
その明石海峡大橋を過ぎた辺りから、大勢のマラソンランナーを追い越して行きます。今日は神戸マラソン、相当な数の選手が走ってたんでしょうね。お隣大阪では大阪マラソンが開催されてます。大阪マラソンには知り合いもエントリーしてますが、結果はどうだったでしょうか?
神戸市立博物館のそばでは神戸ルミナリエの準備作業が行われてました。昼間の青空の下で見るルミナリエの白い枠はとても綺麗です。神戸ルミナリエは2度ほど見に行きましたが、どちらかと言うと昼の方が好きなのは私の天の邪鬼な性格のせいでしょうか?
さて、神戸市立博物館でマウリッツハイス美術館展、三連休最終日の早朝ということでさほどの人ごみは無く、難なく「真珠の耳飾りの少女」に近づけました。一室に一枚のこの絵、そんなに魅力的なのかと思ってましたが、確かになんだか引きつけるものがあります。それはなんなのだろうといろいろ思いを巡らせましたが判りませんでした。でもやっぱり見に来てよかった一枚でした。
これで予定の全てはお仕舞、お昼は南京町の肉まん屋さんの奥のテーブルで済ませ、後はジュンク堂書店と東急ハンズを巡ってから新神戸駅へ向かいます。さすがに三連休の最終日で新幹線を待ってる人が多いですね。空いてる椅子を見つけてスタンドで生ビールを一杯、神戸の街を一日歩き回って乾いた喉にはここのビールは本当に美味しいですね〜。そういや〜お昼は飲み物無しだったからな〜。
新幹線から特急やくもに乗り換えて旅もおしまい、今回は結婚してから25年となったので出掛けた旅でした。思えば結婚式がお開きになった後、列席者の皆さんに見送られて新婚旅行に出掛けるのに乗った列車も特急やくもでした。
その当時、列車に乗ったらすぐ奥さんが文庫本を取り出して読み出したのが非常に印象に残ってます。今回は?今回もやっぱり特急やくもに乗ったとたん、神戸で買った本を取り出して読みはじめましたのは、あのときと同じですね。25年経っても変わってないってことですかね、彼女は。
私はどうなんでしょうか、25年経って変わったんでしょうか?それとも変わって無いのでしょうかね?もちろん彼女も変わってないということではないのかもしれませんね。
素敵な三日間の旅行でした。来てよかった、見てよかったところばかりでした。メインの金沢21世紀美術館、神戸博物館のマウリッツハイス美術館展の「真珠の耳飾りの少女」ばかりじゃなく、行程の都合で空いた時間に行った京都は河井寛次郎記念館、雨風日暮れの中で見た金沢大野の醤油蔵、21世紀美術館が開くまでに歩き回った金沢の古い町並み、神戸の小磯良平記念美術館は一度行きたかったところなど、堪能出来ました。
こんなに楽しいものならば、また旅行に行きたいな、なんてね。でも今度は少しゆっくりした温泉の旅など・・・、出来ないんだろうな〜。あっちも見たい、こっちも見たい、時間が空けばあれもしたい、これもしたい。そんな夫婦ですからね!
何もしないで1年たつ
2 か月前